9月になり、2学期が始まりました。
しかし、世の中はまだコロナ。
それどころか新たな脅威・変異株が出現し、こどもたちがお友達と元気に遊び、楽しく学ぶために、ニコニコ笑顔で学校に通うは9月1日、心待ちにしていたはずの2学期初日を、親としては少し怯えながら迎えました。
この先も、こどもたち、そして明星学園に関わる全ての方々が、無事に2学期を過ごせることを願ってやみません。
さて、夏休みのお話です。
すずかけの木の夏休みは楽しかった!!
コロナ禍の夏休みでしたが、すずかけの木に通わせていたおかげで夏休みを満喫できました。
ほとんど自由に過ごせるすずかけの木ですが、夏休みは週ごとにテーマがあります。
これは、普通に過ごしていると、こどもたちがだんだんと疎かになりがちだったり、忘れがちなことがテーマにされています。
学校がない夏休みの間は、すずかけの木での生活時間が長いこともあり、一緒に過ごすなかでお互い改めて心がけようというものです。
➀ 片付け
➁ 挨拶
➁ 言葉遣い
④ 人の話を聞く
という生きる上で大切な基本の4つをあげてテーマにし、週の最初に、意味や大切さを確認した上で、1週間心がけよう、と声をかけてもらいました。
➀ 『片づけなさーいっ』
➁ 『ご挨拶は?』
➂ 『話し方それでいいの?』
④ 『話、聞いてるの?!』
ハイ、これ割と多くのご家庭で良く聞かれる四大お小言ですが(いや、そんなことない、ウチは言わないというご家庭も多いと思いますが…)、すずかけスタッフの方々とお友達とみんなでお約束して、みんなで頑張って力を合わせて実践する。家で親が口を酸っぱくして言うよりもよっぽど身に付くのです。
親から注意されるのとは違い、お友達に言われると「あ、そうだった」と直せることもあります。
集団生活の素晴らしい力を感じました。
夏休みの一日のリズムは…
まず手を洗っておはようと入り口から入り、朝の体温のチェック。9:30〜10:00は宿題などのお勉強や読書で静かに過ごします。
それが終わると自由に思い思い遊ぶ時間です。ものづくりや歌、読み語りの活動が入ることもあります。お昼はお弁当を食べ、午後も自由な時間。おやつの時間には手作りのおやつがいつも通り出ます。
我が家にいると、外は暑くて、どうしてもNetflix三昧になってしまい、こんな充実した時間は取れません。
おかげで長いお休みでも規則正しく過ごすことができました。
さて、すずかけの木の夏休み、我が子が1番楽しみにしていたこと。
それはいっちゃんのものづくりの時間です。
(※いっちゃんて誰でしょうか? 実は明星学園の昔の校長先生です。すずかけの木には他にも昔、明星で教鞭をとられていた先生方が、こうして子どもたちに歌や読み語り、歴史など様々なことを教えにいらしてくださるのです。)
『今週は何作るのかなぁ〜♡』
毎週、水曜日が楽しみなのです。
どんな物を作って帰ったかと言うと…
作って嬉しかったものベスト3!
(我が子だけですが編)
1★パックンチョ(虫かご)
ペットボトルを使って作った簡易虫かごです。
学校には、カブトムシなど様々な虫がいます。捕まえて持って帰りたい人はパックンチョに入れて持ち帰ります。虫好きな子はテンション上がりっぱなし!
ちなみに我が子は、家でおままごとに使っております。家でポケモンのお人形を入れて、お手製モンスターボールもどき⁈にするも良し。
2★染め物(藍染めと草木染(茜と桑))
バッグやハンカチ、Tシャツを染めました。
我が子にとって布を染める初めての体験! お洋服を、自分で染めるなんて貴重な体験!!
染め物は、明星学園に入学できたら、やってみたかったことの1つです。
だいぶ早めに念願かなって、ウキウキです🎶
3★水鉄砲(竹製)
なんと本物の竹を切ってもらい、棒に布と糸を巻きつけた、昔ながらの水鉄砲を作りました。
帰宅後お風呂で標的にされた母…しかし、コレを使って水遊びがなんとも楽しかったようでした。
いつも思うことがあります。
お店やネットで探せば、なんでも揃いそうな今の世の中ですが、自分のお手製のもの、そして経験。この2つだけは、買える物ではありません。
明星学園、そしてすずかけの木に入れて、一番よかったなと思うこと、それは、『経験できる』ということです。
良いことも乗り越えなければならない試練も、仲間と一緒に経験して、一緒に育っていくのです。
特にすずかけの木は、異年齢の仲間との関わりもあります。
素敵な経験をたくさんさせていただいています。
コロナ禍ではあっても、1年生ならではの初めてづくしのキラキラした夏を過ごせました。
よい夏休みになりました。
1年生保護者
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