すずかけの木では、毎年8月に「平和を考える」活動を行っています。
今年は8月8日に、5・6年生の希望者10名で、江東区にある、東京大空襲・戦災資料センターへ見学に行ってきました。
最初に東京大空襲についてガイダンスを受けた後、実際に東京大空襲を体験された85歳の男性の方のお話を伺いました。
1945年3月10日、下町への大空襲によって、焼死、窒息死、水死、凍死…と10万人近くの方々が亡くなられました。お話しされた方は当時6歳。
ずっと体験を話せなかったこと、それくらい心が壊れてしまったこと…1時間にわたり、熱心に子どもたちにお話ししてくださいました。
みんな真剣に聴いていました。なかなかお聴きできないお話で、貴重な機会だったと思います。
その後の質疑応答の時間には「当時はどんな勉強をしていたのですか」「その時、天皇は何をしていたのですか」など、次々と積極的に質問をしていました。
お話を伺った後は、展示室でさまざまな展示を見ました。
中には怖いような写真などもあったのですが、メモを取りながら見る子も何人かいたりして、みんな真剣に見入っていました。
感想を熱心に書いていた子もいました。
後日、この時の見学から、夏休みの研究をまとめた人もいました。
子どもたちそれぞれの胸に何か残ってくれたことと思います。
この日、すずかけの木に来ていた子たちは、
かわまっちゃんに「平和を考える」をテーマにした読み語りをしてもらいました。
シリアの戦争で取り残された猫たちに手を差し伸べた、救急隊員のお話「アレッポのキャットマン」、谷川俊太郎の「せんそうしない」など3冊です。
谷川さんの「せんそうしない」を読んだ後、かわまっちゃんが「この本が伝えたいことは何だと思う?」と問を投げかけたら、1年生をはじめ10人ほどが手を挙げて、次々に発言していて、みんながよく受け止めてくれたことを感じました。
この日のおやつは「チンピン」でした。
沖縄の黒糖クレープだそうです。
3年生の男の子のリクエストで、
おやつスタッフが作り方を調べて、
初めて作ってくれたものです。
米粉で作ったので生地はモチモチ!
とてもおいしくて、大人気でした。
美味しいものを美味しいね、と言い合って食べられる平和なしあわせを、世界中で感じられるようになりますように!
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おおせん (金曜日, 11 10月 2024 18:54)
戦争はしない!
そう考える子どもたちにきっと育っていってくれると思います。
夏休みのいい企画に感謝します。