ちぎり絵用の柔らかい和紙をたくさんいただきました。
きれいな色がいっぱい…! せっかくなので、「和紙を使ったものづくり」に挑戦しました。
この日は小学校は、土曜日にあった公開研究会の代休。
すずかけは朝から1日、たっぷり時間のある日です。
スタッフのあんこが一人でコソコソ作り方など書いて準備していると、1年生のはるくんが来て、何やら横で一生懸命作っています。
何かな~と思ったら、広告の紙を使って「あんこの工作タイム」というのぼり旗を作ってくれていました!
他にも「ここで はるくんが おさらをくばります」など、貼り紙を作成。
積極的に環境整備をしてくれます。
やがて、ついでに作った細い棒で、さながら学校の先生のように(明星にはあまりこういう先生はいないけれど)、手順を書いた紙を指して音読しはじめ、みんなに説明したいと言い始めました。
スタッフのうかちゃんと一緒にリハーサルし、いざスタート。
みんな、はる先生の導入説明をよく聞いています。はるくんが読めなくてつまると「○○だよ!」とみんなが教えてくれます。
導入が終わったら、すぐ作業にとりかかります。
ペットボトルに和紙と水とのりを入れて、パルプ液を作るのです。
和紙は溶けやすいように細かくちぎって入れます。
「めんどくせー」という声もチラホラ聞こえていましたが、いつの間にかみんな集中して、シーンと静かになってきました。
すずかけで、子どもたちがいるのにシーンとしているなんて…!と驚いてしまいました(笑)。
500mlのペットボトルをちぎった紙でいっぱいにするのは、実際ひと苦労です。
そこで太郎はハサミを駆使してスピードアップ。
すみちゃんとゆづきは作っている色が近いので協力して紙をちぎる。各自、工夫していました。
ある程度、いろんな色のパルプ液ができたら、いよいよ好きなものを作ります。
みんなで作ったパルプ液をシェアしながら、クリスマスのオーナメントを作ったり、自分の名前にしたり、好きな色をとにかく並べたり…それぞれ楽しんで作っていました。
みんなの制作が終わりかけた頃、「なんかやることある?」とひょっこり現れた、とくちゃん。片付けに走り回っていたあんこは思わず、なんてタイミングがいいの~!と感動してしまいました。とくちゃんは、みんなが使い終わったお皿やペットボトルを丁寧に洗ってくれました。
まだパルプ液が残っていたので、「もったいないし、なんか作るか~!」というと、「やる~!」ととくちゃん。
同じく片付けを手伝ってくれていた、きーちゃん、しゃのんと一緒に、
余ったパルプ液で静かに制作に励みます。
あんこも含めて部屋には4人だけ。さっきまでの、なんとなくザワザワした雰囲気と違って、とっても集中しています。こういうはみ出した時間って、なんだか特別な感じがします。そんな中で作った3人の作品は、余りもので作ったとは思えない力作でした!
みんなが作った作品は、すずかけのロッカーの上で何日もかけて乾燥させて、できあがり!
和紙の風合いと、きれいな色で、味わい深い作品がたくさんできました!
たのしいものづくりの時間でした!
(スタッフ・あんこ)