今回は、すずかけの「大人の活動」…
すなわち、保護者によるすずかけの木の自主運営の一場面をご紹介します。
冬の空気いっぱいの12月6日金曜夜7時。
すずかけのおうちに、こうこうと灯りがともっています。そこへ、白い息を吐きながら次々と大人たちが集まってきました。
今日は、運営委員と、話し合いに参加を希望する保護者、そしてスタッフが集まっての臨時運営会議があるのです。
この日のテーマは、来年度の1年生の受入れ人数について。
来年度の入会希望者数が、1年生の定員数を大幅に超えたので、実際に何人を受け入れとするのか、重要な話し合いです。同じ保護者として1年生は全員受け入れたいという思いと、果たしてそれを実行して大丈夫なのか、さまざまな課題や懸念が話し合われました。
すずかけの木は保護者の自主運営で成り立っている組織なので、
何人受け入れるかはもちろん、会費はいくらにするか、スタッフの人数はどうするか、など運営の根幹に関わる事項を、保護者が決定します。
現在、すずかけの木は69名の子どもたちが通う大所帯。保護者もその分いるので、何を決めるのも簡単ではありません。
運営委員は、保護者会での意見の取りまとめ、スタッフや学校との連携など、非常に重要な役割を担います。
もちろん全員保護者ですから、みんな小学生をかかえ、しかも共働きの家庭が多数派。
こういった会議の時間を確保するのも容易ではありません。
運営委員はいわば執行部のような役割ですが、他にもさまざまな係があります。
私は広報係の担当として、このブログを書いたり、学校説明会ですずかけの説明を行ったりしています。
それぞれが、時には特技を活かしながら、できる範囲で運営に参加するこのスタイル、実際に中に入ってやってみるまで、想像が難しいかもしれません。
今年、運営委員をしている、同じ2年生のお母さんとよくお話しします。
やはり運営委員は、私の広報係より大変そうですが、活動を通じて得られるものややりがいも、ずっと大きいようです。
この日の会議は、来年度の1年生の受入れ人数について、夜遅くまで話し合いが続きましたが、最終的に合意の上で決定ができ、充実感にあふれたメンバーはそのまま祝杯を上げにいったそうです。
大人もすずかけの木に関わることで、新たな関係が深まっていくのも楽しさのひとつです。
親もそれぞれの個性を発揮して、みんな素敵な、すずかけの木です。
(2年保護者 N)