6月から学校が再開となりました。
長い長いお休み明けなので、小学生の子どもたちが体も心も、無理をしないでペースを取り戻せるように、
学年ごとの登校日、クラスを半分に分けての登校…と
段階を踏んでの再開となっています。
その間、すずかけの木は、学校がない子どもたちも、
学校が終ってからの子どもたちも受け入れるので、
いつものすずかけの木とはちょっと違うけど、
子どもたちは何のその、時間たっぷり、やりたいことをして楽しんでいます。
そんな6月も半ばを過ぎ、高学年の方から少しずつ授業時間が長くなってきたこともあって、
1・2年生が早めに揃った日、授業をしている学校から出て、すぐ近くの杉山公園へ行きました。
杉山公園というのは井の頭公園の一部なのですが、戦時中ここに「杉山研究所」という、植物油の活用や大豆タンパクの食糧化などを研究する法人があったことから、そう呼ばれているそうです。
明星学園からは、中学校の方の門、通称「西門」から出ると、ほんの数分。よくお散歩に行く場所です。
小さな森を抜けていくと、ちょっとした広場になっていて、登れそうな木や、拾って遊べそうな枝がいっぱいあるのです。
緑いっぱい、つい深呼吸したくなります。
さっそく登りやすい木を見つけて、よじ登る子どもたち。毎年、この木には自然に子どもたちが駆け寄っていきます。
すずかけの木が出来たばかりの頃の1年生も、
よくこの木に登っていました。今ではみんな中学生です。
木は同じように、「どうぞ」というような斜めの角度で子どもたちを登らせてくれています。
なんの遊具もないけど、ここへ来ると、
子どもたちはよく遊びます。
元気に鬼ごっこしたり、
かくれんぼしたり、
小枝を拾って、木の根っこを掘ってみたり、
おもしろい形のものを拾ってみたり。
時間いっぱい遊んで帰りました。
みんなで公園に来るのは楽しいね!
また時間を見つけて遊びに来よう!
新型コロナウイルスの影響で、4月、5月と明星学園が休校になったことを受けて、
すずかけの木も春休みの一部をのぞき、ずっと閉所となっていました。
6月から段階的に学校が再開するので、すずかけの木もいよいよスタートです!
子どもたちにやっと会える!
6月からは、新1年生も参加することになりました。
まだ学校の方は段階的にしか始まっていないので、初登校より先にすずかけの木が始まります。
初めてがいっぱいなので、みんなドキドキわくわく…!
でも、案ずるより産むがやすし!
2年生以上の子どもたちは、久しぶりに会うととても嬉しそうな笑顔をしてくれました。
友だちと一緒に過ごせるのも、嬉しそうです。
そして1年生は、緊張しながらも、元気!
あっという間に仲良しになる女の子たち(右の写真)がいたり、前からの知り合いのように一緒に遊ぶ1年生と2年生がいたり…。
まだまだスタートしたばかりですが、
毎日みんな、いい表情ですずかけの木に来てくれるので、喜んでいます。
さて、このコロナのお休みで実はすごくいいことがひとつありました!
春の間、子どもたちがいなかったので、学校では自然がのびのびと育まれ、特にビオトープの周りは自然の宝庫になっているのです。
池は、例年になく、めだかやヤゴ、小エビなどが大繁殖。この日もクロイトトンボのカップルがたくさんやってきて産卵していました。
覗き込むと、ぴゅんぴゅん泳ぐメダカや、
小エビたちが見えるので、子どもたちも飽きずに池で過ごしています。
小さな容器ですくってはバケツに集める作業を繰り返します(帰りには放します)。
「あ、ヤゴがいたよ!」
「見てみて! こんなに取れた!」
「ここ、いっぱいいる!」
みんな、生き物の動きに夢中です!
この「自然」が毎年あるように、破壊しないで過ごせるといいね…!
学校は、学年ごとの登校日を経て、クラスを2つに分けての分散登校、
そして6月の終わりにやっと一斉登校となります。
すずかけの子たちだけ、という時間も長いので、しばらくのんびり遊んで、
ゆっくり慣れていけるといいね!