すずかけの木には、5人の顧問の先生方がいらっしゃいます。
どの先生も、長く明星学園で教えられていた、名物先生。
そして、すずかけの木の子どもたちのために、それぞれ活動をサポートしてくださっていました。
そのなかのひとつ、いっちゃんこと一瀬清先生の「ものづくり」。
いっちゃんは、明星学園で小学校の校長先生をされていた先生で、
明星学園の「みいつけた」の活動や、鉄づくりなど、おもしろい授業をたくさん作られた先生です。
すずかけの木では、子どもたちとものづくりの時間を持ってくださっています。
いっちゃんのものづくりでは、「自然のものに触れること」「自分で選ぶこと」「お互いに学び合うこと」を大事にしてくださっています。
草木染めやエンピツ作り、アケビのツルを編んでカゴづくり…など、明星学園の子どもたちにはお馴染みのものがたくさんあります。
すずかけの木で、これまで顧問の先生方と楽しんできた「活動」も、
コロナ禍でどのようにできるのかを検討し、しばらくお休みをしていました。
その中のひとつ、読み語りは、これまで顧問のおーせん(大野映子先生)と、
かわまっちゃん(川松泰美先生)が代わりばんこに来てくださって、
年間500冊近くの絵本を読んでくださっていました。
それが今年は、先生方の活動も難しく、なかなか読み語りができずにいました。
なんとかしたいね、と話していて、スタッフのようへいくんが読み語りを担当する形で再会してみよう!ということになりました。
絵本の選定は、子どもたちがいない時間帯に、おーせんにご協力いただけることになりました。
コロナ禍の今年は、何から何まで初めてのことばかり。
小学校の説明会も例外ではありません。
8月29日、9月19日に行われた学校説明会の日、すずかけの木の広報係も会場出口でスタンバイ。
説明会に参加してくださる方々に、すずかけの木のことを知っていただくため、そして実際にすずかけの木に子どもを通わせる保護者としてご質問にお答えするためです。
暑い夏、子どもたちから水遊びをしたい!という声があがるようになりました。
じゃあ、やろうか、ということで、さくら大通りで、水遊び!
大きなタライやバケツに水を溜めて、
中に入ったり、水をかけあったり…
着替えがある人だけね、と言って始めたのですが、どんどんエスカレートして激しくびしょ濡れ、楽しくて大笑いです。
すずかけの木では、設立当初からおやつは手作り!
安心・安全な素材を使用し、アレルギーがある子がいたら、その子のアレルゲンになるものは使わず、「みんなで同じものを一緒に食べる」ことを大事にしています。
最初はおにぎり率が高かったのですが、会員数が増えて、おやつ作り専門の「おやつスタッフ」が
入るようになってから、お団子、お好み焼き風おやき、春雨スープ…などなど
美味しいバリエーションが広がってきました。
でも、新型コロナウイルスの流行で、すずかけの木もお休みとなり、
6月に再開してからも、おやつの方はしばらく「なし」となっていました。
子どもたちから、夕方「おなかすいた~」「おやつ食べたい~」という声があがるようになり、
帰り道でお弁当の残りを食べる人まで出現するに至り、
おやつスタッフと常勤スタッフで相談、会員へのアンケートでも再開の希望が多かったので「感染予防対策をできるだけして、おやつを再開しよう!」と決まりました。
新型コロナウイルスのために、休校が続いたり、分散登校だったりした1学期が終わり、いつもより10日ほど遅く、夏休みが始まりました。
ラッシュの時間帯を避けるため、10時~16時を活動時間とし、それでは都合がつかないという人もいるので、8時半~17時(延長18時)を開所時間とする、という変則スケジュールですが、
子どもたちは、そんなことはもちろんおかまいなし!
どんな時でも、子どもたちには夏休みは特別。
誰もいない学校で、朝から1日たっぷり遊べる毎日の始まりです。
6月から学校が再開となりました。
長い長いお休み明けなので、小学生の子どもたちが体も心も、無理をしないでペースを取り戻せるように、
学年ごとの登校日、クラスを半分に分けての登校…と
段階を踏んでの再開となっています。
その間、すずかけの木は、学校がない子どもたちも、
学校が終ってからの子どもたちも受け入れるので、
いつものすずかけの木とはちょっと違うけど、
子どもたちは何のその、時間たっぷり、やりたいことをして楽しんでいます。
そんな6月も半ばを過ぎ、高学年の方から少しずつ授業時間が長くなってきたこともあって、
1・2年生が早めに揃った日、授業をしている学校から出て、すぐ近くの杉山公園へ行きました。
杉山公園というのは井の頭公園の一部なのですが、戦時中ここに「杉山研究所」という、植物油の活用や大豆タンパクの食糧化などを研究する法人があったことから、そう呼ばれているそうです。
明星学園からは、中学校の方の門、通称「西門」から出ると、ほんの数分。よくお散歩に行く場所です。
小さな森を抜けていくと、ちょっとした広場になっていて、登れそうな木や、拾って遊べそうな枝がいっぱいあるのです。
緑いっぱい、つい深呼吸したくなります。
新型コロナウイルスの影響で、4月、5月と明星学園が休校になったことを受けて、
すずかけの木も春休みの一部をのぞき、ずっと閉所となっていました。
6月から段階的に学校が再開するので、すずかけの木もいよいよスタートです!
子どもたちにやっと会える!
6月からは、新1年生も参加することになりました。
まだ学校の方は段階的にしか始まっていないので、初登校より先にすずかけの木が始まります。
初めてがいっぱいなので、みんなドキドキわくわく…!
新型コロナウイルスの影響で、4月になっても、5月になっても、明星学園に通うことができない日が続いています。すずかけの木もずっとお休みしています。
5月も休校、と決まったあと、ゴールデンウィーク明けに小学校の剛力校長先生から、
1年生に向けて、「入学おめでとう」動画が配信されました。
剛力先生、おうちでできる遊びなども紹介してくださって、楽しい動画でしたね。
すずかけの木でも、1年生のみなさんに会えたらお渡ししようと用意していたプレゼントがあったのですが、この機会にお送りすることにしました。
顧問で、明星の草木染めと言えばこの方、元小学校校長の一瀬清先生こといっちゃんと、
スタッフのむっちゃん(草木染めマスター)が丹精込めて染めてくださった、藍染めのトートバックです。ひとりひとりに手書きのメッセージを添えてくださったのも、いっちゃん。
校長先生をされていたとき、子どもたちが夏休み中に自然のなかでみつけたものなどを「みいつけた」と報告するハガキを書くと、必ず、ご自身で撮影された植物などの写真つきハガキで、ひとりひとりにお返事をくださっていたことを思い出しました。
1年生のみなさんにも、精いっぱいの歓迎の気持ちが届きますように…!
こんにちは、常勤スタッフのようへいです。
新型コロナウイルスへの対応で、明星学園が休校となり、それにともなって、すずかけの木もお休みとなってしまいました。
この間、すずかけの木では、zoomを使った「すずかけチャンネル」や「すずかけかわら版」の配信など、コミュニケーションを取るようにしてきましたが、感染拡大防止のため、すずかけの木にはスタッフもなるべく立ち入らないようにしておりました。
お天気はいいのにさみしい春だなあ…と思いながら過ごしていた、4月のある日、わたくし、ホームセンターにてとんでもないことを思い出しました。
近所のホームセンターに、日用品を買いに行ったときのことです。ペット売り場を通りかかると、大きなタライが置いてあり、その中にはカメがいて一匹○○円と看板が出ていました。
「そっかー、カメは、やっぱり人気なんだなぁ」と思いながら眺めました。
タライの中をゴソゴソ動いています。
「カメか~、好きな人は好きだよな~。……ん? カメ……カメ吉!?」
2020年3月31日。すずかけのお庭にも、春が来ています。
お庭係さんと子どもたちが、わいわい言いながら植えた花々がたくさん咲いています。
2014年4月のスタートからずっと、すずかけの木を支えてきてくれた、えっちゃんこと須藤英津子さんが、この日を最後にすずかけを「卒業」することになりました。
本当なら春休み中で、にぎやかな日になるはずでした。最後の日に、たくさんの人が集まる予定でした。
でも新型コロナウィルスのために、すずかけの木も時間を短くし、数人の子どもたちが来ているだけ…。
「また落ち着いたらね…!」と言いながら、その日を迎えました。
新型コロナウィルスが猛威を奮い、首相要請により明星学園も
3/2(月)から小中高一斉に臨時休校となりました。
学校の施設である「すずかけのおうち」で活動しているすずかけの木も、
学校の要請もあり、とりあえず2~18日まで閉所となりました。
え~っ、すずかけも閉所!? でもなんとか過ごすしかない…。
そして始まった、突然の長いお休み。なかなか感染の終息も見えません。
子どもたちも家に閉じこもりがちになり、お友達も会えなくて、寂しく味気ない…。
親も、休みを取り合ったりして苦労している…。
すずかけの木では、開所できない中でも何かできることはないか。
運営委員の呼びかけでアイディアが集まりました。